東海自然歩道根原入口
端足峠分岐
氾濫するゴミ
|
根原から端足峠へ 冒頭で紹介した本栖湖畔からのルートが整備される前の一般的ルートは、朝霧高原から端足峠へと登り稜線通しで山頂へと向かうルートであった。まずは、このルートを登ることにした。端足峠までの登山道は雨ケ岳への登山道としてしばしば紹介もされ、もちろん登山地図にもルートが掲載されている。
朝霧高原、本栖ハイランドの南側に東海自然歩道の根原入口がある。根原の集落からも登山道に入れるのだが、今回の入山はここから。左の写真のように大きな標識が立っていてわかりやすい入り口だ。本栖チェーン装着場からも近いので、自家用車の場合はそこに止めて歩くと便利だ。少し歩くと広場があって、そこからわずかな傾斜な登り道で山懐に入っていく。
この道は東海自然歩道で、毛無山の山麓を抜けて猪の頭、田貫湖へと続いている。整備状況はまずまずだが、少し気になったことがある。所々に「山火事注意」の看板と一緒に「たばこは喫煙所で」という立て看板があり、何ヶ所かコンクリートの吸い殻入れのある喫煙所があるのだ。ごみ箱の置いてあるところもある。
東海自然歩道が整備された頃には、このような自然歩道にゴミ箱を置くのが一般的だったのかもしれないが、今ではなんとなく違和感がある。吸い殻入れもそうだ。
「たばこは喫煙所で」の看板は比較的新しく、ゴミ箱の周りにはゴミは散乱しているものの回収されてる形跡はあるので、管理はされているのであろう。車道から1kmは奥に入っているというのにご苦労なことではある。
「歩行中禁煙」「携帯灰皿持参せぬものはたばこ吸うべからず」「火の始末は確実に」「ゴミは持ち帰れ」の看板でよろしい・・と僕は思うのだけれど。
まあ、それはそれとして、我々ハイカーの心構えとしてはごみ箱はあっても、こういう場所ではゴミは捨てずに持ち帰るいうことを基本にしたい。
|
途中に標識のない分岐がある。これを直進しても稜線に出られるが、今回はもうすこし東海自然歩道を行くことにして左に曲がる。しばらくいくと小さな杭の標識があって、端足峠、雨ヶ岳の表示がされている。ここで東海自然歩道と別れていよいよ本格的な登りに入る。ところがこれが凄い急登、これまでとうってかわって手強い道になるので体がびっくりしてしまった(実はこれとは別に緩やかな登山道も存在する)。
「急なほど距離は短いのだ」
と自らに言い聞かせて脇目もふらずに登り切ると峠に出だ。健脚なら自然歩道の入り口から1時間くらいだろう。
|
薮漕ぎで山頂へ 目の前には笹原の斜面、その真ん中に登山ルートが見える。それが竜ヶ岳の南面だ。右をみると霧氷のついた雨ヶ岳&高デッキが大きい。少し腹ごしらえをして笹原の登りに挑む。遠目にはルートがはっきりしているのだけれど、実際その中に入ってみると笹の高さは背丈ほどもあり登山道に覆いかぶさっている。薮こぎとまではいかないものの、平泳ぎ状態だ。
ようやく傾斜が緩くなり潅木がチラホラあるところまで登りついたが、山頂はまだまだ先のようである。竜ヶ岳を竜に喩えるならようやく鼻の先端にたどり着いたところか。 ここからはさらに歩きづらい。しかし足元の様子はなんとか確認可能で、前方の視界も良好なので迷って心細くなるほどではない。右手には富士山が見え隠れする。八ヶ岳と茅ヶ岳の姿が目の前に飛び込んできたところで山頂到着。
だだっぴろい山頂は奇麗に刈り払いされソフトボールかサッカーでもできそうな広さだ。北側にはハイウェーのような登山道が作られている。団体客がアセビの木の下で記念撮影中。
整備された北側の本栖湖からの登山道を少し下りてみた。笹原の斜面をつづら折りに刈り払いして作られた広い道。尾根の途中に新しい展望台が見える。どこからも富士の眺めが良い。御坂山地も目の前、足和田山の裾野に西湖がよく見える。眼下は本栖ハイランドのオフロードコースである。
さて新しい道を下りてはみたいが、本栖湖から車を置いてあるところまで戻るのが面倒なので、結局来た道を戻ることにした。下りは登りよりもルートファインディングに手間取ってしまう。天候も悪化し視界も怪しくなってきた。しかしここでGPSが心強い見方となってくれた。往路で記録させたルートを大きく外さずに行けばよいのだ。笹地獄を脱出すればあとは普通の登山道である。
|
笹藪の登山道
頭を覗かせる富士
広い山頂
|
天候悪化のなか再び笹藪を下って下山
戻る
|